ChatGPTで支離滅裂な文章の小説を生成してもらうのがめっちゃおもろいので共有します。
(3年前の最終更新からAIもだいぶ進化したな。。。)

朝6時、犯行現場は湯豆腐の海に浮かんでいた。
被害者は目玉焼き。片面焼き、半熟、フォークで刺された形跡がある。
「これは……ただの朝食じゃないな」
探偵クシャミ=ポアローがルーペでテーブルナプキンをかざす。
「先生、犯人は塩ですか? それとも……コショウ?」
助手のトースト山は震える手でバターを塗りながら訊いた。
「まだ断定はできん。だが見たまえ、この目玉の横に置かれた謎の付箋。“左耳の中に午後”とある」
「意味がわかりません……」
「だから推理するんじゃないか、助手くん。君、コーヒーを10分間かき混ぜてくれ。真実が見える」
厨房の壁にはケチャップで書かれたメッセージ——『ふりかけが見ている』
その下には、意味深な大根のつまが大量に。
容疑者は4人。
1:アリバイが完璧な冷蔵庫
2:無実を主張する観葉植物
3:常に汗をかいている冷凍シューマイ
4:何も言わないオルゴール
「犯人は……お前か!」
探偵の指差しに冷蔵庫はドアを開けて無言のまま氷を吐いた。
「しかし先生、あの日、私はレタスでした!」
観葉植物が葉を揺らすと、部屋の気圧が1だけ下がった。
「ふむ、気になるのはあの新聞記事だ。“洗濯機、月へ帰る”……何かを暗示している」
その瞬間、オルゴールが鳴りはじめ、全員の手からスプーンが消えた。
「な……これは第8の謎……!」
「先生、ポン酢が泣いています!」
「わかったぞ、犯人は空間だ。空間がこの事件を作り上げた!」
全員が沈黙した。その沈黙の中に、ぼくは小さなピクルスの叫びを聞いた気がした。
「空間が犯人……つまり、我々全員が共犯ということですね?」
トースト山がバターを握りしめながら、机に顔からダイブした。
「違う、まだ早い」
探偵クシャミは鼻をすする。「真の犯人は時間のほうだったのかもしれん。さっき午後を左耳に隠した奴がいたな」
「……え? 午後って隠せるんですか?」
「隠せるさ。だが保存方法によってはカビる。とくに金曜日の午後三時は賞味期限が短い」
そのとき、冷凍シューマイが泣き崩れた。「私……見てしまったんです、あの日……割り箸が踊るのを」
「なんだって!? 割り箸が……踊る……!」
室内の照明が赤く点滅し、突如、冷蔵庫からラジオ体操の音楽が鳴りはじめる。
「やばい! 犯人が第9の謎を起動させた!」
ポアローが叫ぶやいなや、部屋の床がアルファベット順に崩れはじめた。
「なぜAから崩れる!? Fあたりはまだ元気そうだぞ!!」
トースト山はZにしがみつきながら、口からマヨネーズを吐いた。
そのとき、ポアローが静かに立ち上がる。
「もういい……この事件、すべての点がつながった」
「え!? つながったんですか!?」
「いや、つながった“気がした”だけだ。たぶん昨日食べたカレーのせいだろう」
沈黙。
だが、その沈黙の中から一冊のノートが宙に浮かび上がった。表紙にはこう書かれていた——
『真犯人の名前:パセリ』
法廷には野菜たちが並んでいた。被告席にはパセリ、証人席にはベーコン。
裁判長はカスタードプリンで、揺れながら判決を待っていた。
「被告人パセリ、あなたは目玉焼きを殺しましたか?」
検事ケチャップが容赦なく問い詰める。
「いえ、わたしは……ただの添え物です」
パセリは皿の端で震えていた。
弁護人・クシャミ=ポアローは立ち上がった。
「異議あり! この事件、主菜がいないことが最大の矛盾だ!」
法廷にどよめきが走る。サラダバーのレタスがしおれ、ドレッシングが汗をかく。
「つまり……真犯人は“主菜にされなかった恨み”を抱えた存在」
トースト山が立ち上がり、証拠として半分食べられたスープを掲げる。
「このスープ、被害者の叫びを吸ってます。しかも……味が中途半端に謎」
裁判長プリンはぷるぷると震え、バニラの香りを強めた。
「本件の審理を宇宙サラダ評議会に移送します。理由:甘くて無理」
そのとき、天井が割れ、巨大なフォーク型の宇宙船が降下してきた。
「全員、主菜と副菜の区別をつけるんだ! これは銀河規模のミステリーだぞ!」
「……じゃあ、ぼくたちは?」
パセリがぽつりとつぶやいた。
「……ぼくたちは、皿の余白だったんだよ……ずっと前から……」
そして物語は次の謎へと向かう。
宇宙船フォーク1号の甲板で、スプーンたちが踊っていた。
リズムはソース、ステップはナイフ。理由は誰にもわからない。
「先生、我々は何を追っていたんでしょう……?」
トースト山がうなだれながら、額にバターを垂らした。
「すべては記憶のフリッターだ。真実は常に衣の奥に隠れている」
クシャミ=ポアローは宇宙を見つめながら、つま先でハムを踏んだ。
そのとき、通信機が鳴る。オーブンからの信号だ。
“すべてを加熱せよ。時間は焼き加減で嘘をつく。”
「ついに……沈黙のオーブンが口を開く」
冷凍シューマイが震えながら蒸気を吐いた。
法廷の記録係だったブロッコリーが駆け込んでくる。
「これを……見てください!」
彼が掲げたのは、炭になったメモ帳だった。
そこにはこう書かれていた。
『パセリは潔白。真犯人は……我々すべて。』
一同、絶句。
「この事件は……料理だったんだ」
ポアローがつぶやく。「食べられることを恐れた料理たちが、自らを解体したんだよ」
沈黙のオーブンが、最後にひとつだけ言葉を発した。
『ごちそうさまでした。』
スプーンが止まり、ナイフが沈黙し、宇宙にひとすじの湯気が立ちのぼった。
世界は元通りには戻らなかった。
でも、皿の上にはもう、謎はなかった。
——完。
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