第一章:登場
20XX年、突如として「Java(空白)script」と名乗る魔王が現れた。
3人の幹部「HTML言語」「VPSサーバー」「スポンサー・ドリンク」とともに人々へ襲いかかり、先人たちが残していった、IT用語の正しい知識は失われていった。
遊座紗葉(ゆうざ さば)は襲われていた。
「グゲゲ~……兄ィちゃんその”Blue-ray”ディスク、このウィーフィー様に渡しな!」
「だ……駄目だ!このディスクには正しいIT用語が詰まっているんだ!おまえになんか渡してしまったら、それこそすべてが終わってしまう!」
「グゲゲ……ならば力尽くで奪うだけよ!」
遊座紗葉に襲いかかる!
その瞬間……
「待て!子供に手を出そうとする卑劣な行い!そしてBlue-rayと表記した罰!この私が償わせてやろう!」
どこからともなく現れたのは、遊座紗葉の知る、正義の味方だった。
「Dataのことデーターっていうやつ絶対許さないマン!Dataのことデーターっていうやつ絶対許さないマン、来てくれたのか!」
「あぁ!紗葉少年!Dataのことデーターっていうやつ絶対許さないマンが来たからにはもう安心したまえ!」
「グゲゲ…Dataのことデーターっていうやつ絶対許さないマンだとぉ……このウィーフィー様に歯向かおうとするのかぁ……?」
「だったら死ねい!HDDドライブタックル!」
ウィーフィーが高速回転を行い、勢いのままDataのことデーターっていうやつ絶対許さないマンへと突進を行う!
「甘い!おまえの攻撃は”シミュレーター”で全てお見通しだ!そしてそのままお返しするぞ!フィーチャーフォンチョップ!」
的確にウィーフィーの首へフィーチャーフォンチョップが入る。
「ぐっ……ぐぉぉぉぉぉ!このウィーフィー様がやられるだとぉ…!だがなぁ……Dataのことデーターっていうやつ絶対許さないマン……私を倒そうが第2第3のJava(空白)script様の手下はやってくるぞぉ……!果たしていつまで耐えられるかな……!ぐっ……ぐぉぉぉぉぉ!」ドカーン
「ありがとう!Dataのことデーターっていうやつ絶対許さないマン!」
「礼には及ばないさ紗葉少年!また魔王の手先が現れた時はすぐ駆けつける!では……さらばだ!」
そう言うと彼は立ち去った。
ありがとう!Dataのことデーターっていうやつ絶対許さないマン!そして頑張れ!Dataのことデーターっていうやつ絶対許さないマン!
続かない
あとがき
深夜に酒のんで勢いに任せて変なことをしてはいけません(後悔)
一応真面目に言うならば、Dataのことを”データー”っていう人を見かけて、少しイラってしただけなんです。Userをユーザー、Serverをサーバーと読むのは、分からなくもないんですけど……
そして酒のんで変なテンションになって書きました。
あと書いてる途中に思ったんですけど、Dataのことデーターっていう間違いとHTML言語とかの間違いってベクトルが違うと思うんですよね。
解説
Java(空白)script
JavaScriptの間違いです(空白は要らない)。Javaって言語もあるから間違いやすいのかもしれません
HTML言語
HyperText Markup Languageの略なので、ハイパーテキストマークアップ言語という意味です。後ろに言語をつけると、ハイパーテキストマークアップ言語言語となってしまいます。
ちょっと違うと思うけど、DCコミックスのDCも「ディテクティブ・コミックス」なので「ディテクティブ・コミックスコミックス」になってしまう。
VPSサーバー
HTML言語と同じですね。Virtual Private Serverの略でVPSです。このくそさいと(仮)はConohaのサーバを利用して作られています。
スポンサー・ドリンク
スポンサード・リンクが正しい区切りです。スポンサーの付いたリンクという意味です。
幼少期の私が間違えてたとか恥ずかしくて決して言えない
Blue-ray
Blu-rayが正しい表記です。青紫色の光でデータを読み取ることから、ホントはBlue-rayのハズだったんですけど、商標として登録できない可能性があったため「blu」と表記したみたいです。
ホントは正義の味方だったけど、人の勝手な行いで悪に染まった悲しき敵としても良かったかもしれない
ウィーフィー
Wi-Fiはワイファイです。
HDDドライブ
hard disk drive(ハードディスクドライブ)の略でHDDです。HTML言語とVPSサーバーと同じ間違えです。
その他の読み間違い
フューチャーフォン(正) フィーチャーフォン(誤)
シミュレータ(正) シュミレータ(誤)
データ(正) データー(誤)
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